今年度の峯山富美賞、丘如華・台湾歴史資源経理学会秘書長が受賞、全国町並みゼミ名古屋有松大会で贈呈
峯山富美賞選考委員会(片寄俊秀委員長)は、第二回峯山富美賞の受賞者として丘如華・台湾歴史資源経理学会秘書長を決定、第40回全国町並みゼミ名古屋有松大会で、選考委員の大森洋子理事をプレゼンテーターとして贈呈した。丘如華は、これまでの町並みゼミ参加の思い出のスライドを上映、会場と一体になって町並みゼミのこれまでを振り返った。
峯山冨美さんは2010年12月28日に96年の人生を閉じられた方です。60代で「小樽運河を守る会会長」として歴史的環境の保存運動に取り組み、当時は厚い行政の壁にはばまれ、保存運動は困難をきわめていましたが、故・木原啓吉先生と出会い、第2回全国町並みゼミ近江八幡大会で小樽運河保存のアピール、1980年の第3回全国町並みゼミ小樽・函館大会を成功させました。今から37年前のことです。その原動力となったのは、なんといっても人を愛してやまなかった峯山さんの包容力と人徳の高さであり、峯山さんのお名前を残したいとある篤志家から全国町並み保存連盟にお申し出を受け、昨年、峯山冨美賞を創設しました。地域の文化と歴史的集落・町並みなどの保存・再生・活用運動を通じて地域の活性化に寄与することに貢献した方に賞を贈ります。
今回は、9月に片寄俊秀さんを委員長とする選考委員会での審査の結果、1992年の第15回全国町並みゼミ吉井大会以来20回以上全国町並みゼミに参加され、台湾にとどまらず広くアジア各国の仲間と全国町並みゼミに参加されている台湾の歴史資源経理学会秘書長の丘如華さんに贈ります。今回も17名のみなさんと中部地方の歴史的町並みをまわっておられます。
2004年6月に非営利団体として設立した「台湾歴史資源経理学会」は、台湾で歴史資源の活用を進める他、国際交流にも積極的で、近年では瀬戸内国際芸術祭にも参加しています。最新の当連盟の機関紙では台北市北門の復活の活動を報告いただきました。
丘さんは、その前身の「樂山文教基金会」から活動を始め、「我愛迪化街」保存運動は、台北を代表する歴史的町並みとして、今年30周年を迎えました。「樂山文教基金会」は、アジア西大西洋地域の保存団体のネットワークであるAWPNUCに参加したことをきっかけに西村幸夫教授の推薦で吉井ゼミに参加後、日本各地の町並みの保存団体と友好関係を育んできました。全国町並み保存連盟は、1999年台湾の921地震に募金を贈り、2010年にはツアーでの交流、さらに2011年の東日本大震災には今度は日本に支援いただいています。丘さんのたゆまない歴史的資源の保存再生活用運動を通じた地域の活性化と国際的なネットワークに峯山冨美賞2017を贈ります。今回は、9月に片寄俊秀さんを委員長とする選考委員会での審査の結果、1992年の第15回全国町並みゼミ吉井大会以来20回以上全国町並みゼミに参加され、台湾にとどまらず広くアジア各国の仲間と全国町並みゼミに参加されている台湾の歴史資源経理学会秘書長の丘如華さんに贈ります。今回も17名のみなさんと中部地方の歴史的町並みをまわっておられます。
2004年6月に非営利団体として設立した「台湾歴史資源経理学会」は、台湾で歴史資源の活用を進める他、国際交流にも積極的で、近年では瀬戸内国際芸術祭にも参加しています。最新の当連盟の機関紙では台北市北門の復活の活動を報告いただきました。 丘さんは、その前身の「樂山文教基金会」から活動を始め、「我愛迪化街」保存運動は、台北を代表する歴史的町並みとして、今年30周年を迎えました。「樂山文教基金会」は、アジア西大西洋地域の保存団体のネットワークであるAWPNUCに参加したことをきっかけに西村幸夫教授の推薦で吉井ゼミに参加後、日本各地の町並みの保存団体と友好関係を育んできました。全国町並み保存連盟は、1999年台湾の921地震に募金を贈り、2010年にはツアーでの交流、さらに2011年の東日本大震災には今度は日本に支援いただいています。丘さんのたゆまない歴史的資源の保存再生活用運動を通じた地域の活性化と国際的なネットワークに峯山冨美賞2017を贈ります。